ようやっと本業の漫画・イラストに取りかかれる気持ちになってきました!
今回ご紹介するのはアナログで準備してもらった漫画(線画)を、
iPadProを使って着色し仕上げる方法です。
合作と言ってますが、もちろん個人での作業にも役立つ内容を書いています。
絵の描き方の説明も含めてご紹介します。
目次
●共同作業も楽しい!スマホでデータ共有
●デジカメでの歪みの少ない撮影法
●明るさ・コントラストで線画を抽出し着色する
●共同作業も楽しい!スマホでデータ共有
●デジカメでの歪みの少ない撮影法
●明るさ・コントラストで線画を抽出し着色する
共同作業も楽しい!スマホでデータ共有
バクマンの「お前が原作を描いて、俺が絵を描く」みたいな!
漫画も分業すると効率が上がるよ!
漫画も分業すると効率が上がるよ!
私には数少ない漫画仲間がいるのですが、その人は最近のデジタル画法をあまりよく知らないらしい。
そこで・・・。
じゃあ君の絵を描いて見せてよ!俺がiPadで着色してくるから!
iPadはいいよ〜!
iPadはいいよ〜!
・・・と伝えると
早速(線画)イラストを描いたというので、
最近のデジタル漫画・イラストはどんな風になっているか?
を知ってもらう為に着色してみました!
描いてくれたのは、カワイイ絵を描く漫画家さんです!
休日の忙しい合間を縫って描いてきてくれた絵がこちら!
これはスケッチブックに下書きを書き、線画にまで起こしたものです。
この絵を描いてメール・LINEで送ってもらいました。
今回iPad(ペンタブレット)でとか言ってますが、もちろん写真はスマホでもデジカメでもOKです。
光学ズーム機能つきのデジカメならなおGOOD。
次に撮影の仕方をご説明します。
デジカメでの歪みの少ない撮影法
アナログの線画をデジカメで撮影する時に注意するポイントをご説明します。通常はスキャナーを使って取り込みます。
漫画の制作現場ではスキャナーを使うのが当たり前です。
なぜスキャナーを使うかというとアナログイラストの線画の歪みが少ないからです。
しかし、最近はスキャナーを持っている人は多くはないでしょう。
そこでスマホやデジカメを使ってなるべく歪みの少ない写真の撮り方をご説明します。
スキャナーには劣りますが、最近のデジカメ・スマホは写真の画質がいいので十分な画質が得られます。
これはイラストだけではなく漫画制作にも使えます。
デジカメでの撮影はスキャナーと違い球面のレンズを使っていますので
中心が歪みます。
※撮影の都合上GoProを使っています。
それは被写体(アナログ線画)とデジカメ(スマホ)が近いと顕著に現れます。
線画原稿と近いと絵の中心部が膨らんだ形で歪みます。
それを防ぐ為カメラを原稿から遠ざけ、ズーム機能があるならズームします。
※デジカメの光学ズームを使用する。デジタルズームは使用しない。
すると下記のように歪みの少ない写真が撮れます。
※光学ズームを使用しています。光学ズームとはシンプルに言うとレンズが飛び出るズームです。
見比べると歪みの違いは顕著です。
また、明るい場所で撮影するとよりGOOD!
次の作業で画像処理が楽になります。
明るさ・コントラストで線画を抽出し着色する
撮影した写真は漫画制作ソフトなどの「色調補正」→「明るさ・コントラスト」で明るくしてコントラストを強くします。
すると下記のような線画だけの状態になります。
この処理をするにあたって元の写真は出来るだけ明い場所で撮影しておくと
線画がきれいに出ます。
この機能はほとんどの画像処理ソフト(PhotoshopやCLIP SYUDIO PAINT・Medhi Bang Paintなど)に備わっています。
線画とは別のレイヤーに着色をしていき・・・
画像処理と背景も描いて出来上がりです。
以上、線画を写真で取り込んで着色する方法でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ちなみに本日ツイッターのフォロワーさんのアイコンを描いたのですが、
女の子の絵より受けました・・・!
『北斗の拳』風似顔絵です!